掌蹠膿疱症 自律神経失調症の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
手の平に掌蹠膿庖症ができてステロイドを塗っていたが一向に良くならず、漢方薬を飲んで体質を変えていきたいと来店されました。病院ではオキサロール、マイザー、アレロック、ビオチンを処方されているそうですが、特に変化はなく、紫外線治療もしているそうですが一向に変わらないということです。
また、10年以上前から自律神経失調症の為、不安感が酷くなり心療内科でカウンセリングするだけでもストレスになるということです。30分も話をするだけで体調がおかしくなってかなり疲れてくるそうです。心療内科ではマイスリー、エチカーム、ビビットエース、エチゾラム、ガスポートを処方されているそうです。
緊張すると汗も止まらなくなり外出する事もできにくくなり、手足に膿疱が見られとても痒みが酷い様です。足が痛くて自力で歩く事ができない状態になっており、両手・両足がジュクジュクして膿疱の為か、爪の水虫も見受けられます。
49歳 男性
中国医学的には、『湿熱旺盛』『血熱腑実』の状態と考えられます。その為、体に溜まっている『熱』を解毒していく漢方、消化吸収を改善していく漢方、『血』の巡りをよくしていく漢方をお渡ししました。
1か月ほどして便通の出が良くなり、皮膚の赤み・痒み・腫れが良くなってきているという報告を受けました。また、今まで無気力で何もする気が無くなっていた状態から、少しずつ行動できるようになってきており、足の膿疱が良くなり自力で歩けるようになってきているそうです。2か月ほどして皮膚科の薬はすべてやめたそうです。また、心療内科の薬が無くても緊張して汗をかかなくなってきて、不安感も無くなり一人で外出できるようになってきたそうです。
皮膚の痒みはほとんどなくなり、赤みも無くなってかなり良くなってきたようです。爪の水虫も綺麗な爪に生え換わってきています。2か月ほどで劇的に皮膚の状態・自律神経のバランスも同時に良くなって来られております。まさか、爪の水虫まで良くなると思っていませんでしたが、よくなられて嬉しく思います。3か月目になりますと指の膿疱が綺麗にな皮膚になってきておられ、爪の水虫も半分まで綺麗な爪に変わってきております。最近は体も疲れなくなり、話をしても冷や汗などをかかなくなって来られたそうです。体調が良い為、引き続き飲んで頂いております。
中国医学的に考えますと体に溜まっている老廃物が排出されてくる事で皮膚の状態が綺麗になってきます。また、自律神経の状態も同時によくなっておられます。
異病同治と言いまして病名は掌蹠膿庖症、自律神経失調症ですが病気の原因が同じ為、治療方針も同じになります。その為、違う病気も同時に良くなられておられます。これは中国医学では良くなる事です。
多くの方が色々な不定愁訴を抱えておられますが、中国医学的に考えますと色々な事が繋がっています。その為、内科、皮膚科、婦人科、心療内科と分けることなく同時に治療する事ができます。
色々試してうまくいかない方は是非、ご相談下さいね。
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